セミナーに興味がある人の共通点と違和感
前回のブログの続き。
セミナーの参加者にはこんな共通点がある
・人見知り
・行動力がある
・地味
ほぼ喋らず、表情が乏しいNo.1。
講師としているとき、首もとに蕁麻疹が出ていたNo.2。
「最初は全く喋れなかったけど、セミナーを重ねて説明がうまくなった」と話すNo.3。
『金持ち父さん』を読んだ考えを、低い声で時々ボソボソ話す私。
No.3が「私達共通点がありますよね」と言っていたけど。
確かにどこか同じ香りがして、それが心地よかったりする。
セミナーの内容
セミナー講師陣の成功例
No.1.は、まだお勉強中。
No.2は「不動産投資で、郊外にあるボロ家を買い、リフォームして毎月の借金は0」。そのボロ家が売れたのかは言っていない。
No.3は「プログラミング商材で起業を始めて、成功した」とのことで、現在セミナーの講師をしている。
「不労所得の勧め」大まかな流れは、これ
労働すると税金が取られる
↓
不労所得がオススメ(投資、起業家)
↓
起業家がオススメ。種類は下の3つ
①1から人を雇って始める
②フランチャイズ(コンビニとか)
③ネットワークビジネス(SNS含む)
↓
③ネットワークビジネス(SNS以外)を勧められる
その流れには理由があり、
流れ以外を選ぶと、初期投資に「◯千万」「△億」かかるからだそう。
ネットワークビジネスをやるには教育が必要
3回目のZoomセミナーで、No.3からこんな説明を受ける。
③ネットワークビジネスを勧めると教育(キョウイク)が必要になってくる。
そのキョウイクには面談があり、その理由は「本気でそのネットワークビジネスを始める気はあるのか?の見極めだ」とのこと。
ギクッ!起業するだなんて他人事だわ(汗)
疑いの理由
1.全セミナー無料に疑問
「伝えることで説明している本人も頭に入るから、その訓練だから無料なのか?」
その考えが、3回目まで参加した理由。
2.経済の話なのに「政治」「円安」とか、今の社会問題が一切出てこない
3.「キョウイク」の値段を言わない
他の、「フランチャイズ」や「投資」にいくら初期費用がかかるとは言うけど、キョウイクの値段は言わない。
次回のアポを取ろうとしたとき、
私「キョウイクの値段はいくらなんですか?」と聞く。
No.2「肝心なことを言い忘れていました。なんと、たったの1000円です。」
いや。次回のセミナーではなくて、キョウイクにはいくらかかるなのよ?
しかも、なんで費用のことを後から足したように言うの?
No.2「今日NO.3さんから聞いた内容に比べて、1000円は・・・」
その恩着せがましさ、ますます怪しい・・
いい顔しながら話を聞いておいて、
強い言葉で断るのは申し訳ない気がしたけど、
「マルチ商法に興味がないので、お断りします。」
と連絡して、終わった。
なぜ『金持ち父さん』が扱われているのか?
『金持ち父さん 貧乏父さん』の、
ビジネス本を手法にした、キョウイクビジネス…
なぜ『金持ち父さん 貧乏父さん』の書籍が、セミナーと結びつくのか?
それは具体的なノウハウが書いていないし、
行動を促すような内容だから、人は動きやすいとのこと。
著者自体も怪しいとの声も・・
内容は、小説仕立てで面白いんだけど。
私が思うに、
- じっくり考えること
- 精神論が大好きな人
- 向上心が強い人
は、この手の詐欺に引っかかりやすいのかもしれない。
あと、「この手のセミナーや稼ぎ方で成功した」というブログ数の多さ。
どこからが成功なのかわからないけど、
世の中には私と同じように、
「孤独」や「心の弱さ」に悩まされる人が多いのかもしれないな・・・と思う。
それを相談できないまでに追い込まれ、自分1人で抱え込む人もいる。
大丈夫。ここに片足突っ込んだ人もいるんだから。