私が、小学5年生のときの話。
高学年になると、クラブ活動に参加しなくてはならない。
放課後にやるバスケットや吹奏楽部とはまた別の、
“授業の一貫として行われる、小規模な部活”
といったところ。
新学期に、20個ほど書いてあるクラブ活動の一覧が配られ、
担任の先生の説明を受ける。
それから、別の用紙に
第1希望、第2希望のクラブを書く。
私「らくごクラブ?笑点の人たちみたいなことをやるのかな?
なんだかおもしろそう」(わくわく)
と、軽い気持ちで第1希望に「落語クラブ」と記入。
数日後、希望どおり
“落語クラブ決定”の通知が届く。
初回に参加。すると・・・
女子が、私1人だけじゃないか!
先生からは、冷たい目で見られ。
他の男子部員にバカにされるし。
大恥をかく。
そこでクラブ活動の先生に交渉し、第2希望の編み物クラブに変更。
外れものは、女子に嫌われるし、
男子からのからかいの洗礼が待っている。
トラウマ級の思い出だった(TдT)
子供がいないので、今の小学校事情はよくわからない。
けど「特別支援学級」ができたし、
何が正しいのか、間違っているのかわからない時代。
同調しなければ成り立たないところもあるけど、
決断は、昔よりも個人に任せられるようになったと思う。
心のアンテナに引っかかった情報のおかげで、
今は行きたい落語に堂々行き、大笑いさせてもらっている。
遠慮がちに客席に座る、おひとりさまも、ちらほら。
多様性のある時代。そんな今が好き。